【第4話】5大陸のこだわりとは?

【第4話】5大陸のこだわりとは?

こんにちは“5大陸オーガニックコットンデニム”PLANNERの木村です。

本日で4回目の投稿になります。

今回は5大陸にこだわった経緯を説明させて頂きます。

弊社オンラインストアーの商品説明にも簡単に記載していますが、ビッグジョンのシンボルマーク、ベースボールマークの5角形の意味は殆ど知られていません。(私も知らなかった1人です。)

 

それは

“人々に喜ばれ愛されるジーンズを世界5大陸に発信する”

 

と言う深い意味合いがあります。

ビッグジョンのジーンズを世界の人々に穿いて頂き、そして喜んで満足して頂きたいという先人達の深い熱意がそこにあります。

 

“創業80周年の記念モデル”

 

私はこの歴史を築き上げてきた先人達の想いを背負い、世界の人々に喜ばれ愛されるジーンズを作ろうと深く思いました。

 

 

そしてクラボウさんと素材開発について何度も打ち合わせを繰り返し、実際に大正紡績さんに行って現場の方に原材料の綿を色々見せて頂く事になりました。

前回も簡単に説明させて頂きましたが、大正紡績さんは20年以上前からオーガニックコットンの農場と契約し農家さんが安心してオーガニック栽培を継続出来るように支え続けています。

そしてビジネスを通じて環境を保護するという先駆的な活動が認められ2008年には「毎日ファッション大賞」を受賞されました。

2010年には日本の紡績メーカーでは初めての「GOTS」と「OCS」の両方の世界認証を取得し原料のサステナビリティーやトレーサビリティーの重要性を市場に訴えています。

それから現在に至るまで毎年審査を受け、途切れることなく認証を維持しています。

 

「サステナビリティ」

「持続可能性」または「持続することができる」という意味。サステナビリティへの取り組みというとき、何を“持続する”のかというと、その対象は広く社会と地球環境全般を指す。

 

「トレーサビリティー」

物品の流通経路を生産段階から最終消費段階あるいは廃棄段階まで追跡が可能な状態をいう。

 

大正紡績さんは世界各地から信頼のおける農場さんから27種類にも及ぶ原綿を取り扱っています。そしてその中でオーガニックコットンは30%に及びます。

 

1品種づつ綿の産地や特徴を丁寧に説明して頂き、そしてオーガニックの良さを教わりました。

それぞれ気候も違えば原綿の質も違ってどれも魅力的な原綿なので悩みに悩みました。

世界でも年間数%ほどしか収穫出来ない希少価値の高い原綿もある為、それだけを使用するのは出来る糸に限りが有ります。

 

“丈夫さとざっくりとしたクラフト感の有る生地が作りたい”

 

そして絞り込み、厳選された原綿が5つの大陸のオーガニックコットンです。

 

■アスペロオーガニック 南アメリカ大陸ペルー産

繊維が太く限りなく獣毛に近い感触がある。コシの強さ、弾力性、吸湿性に優れる。1年間に採れる量は僅かで希少性が高い。

■トルコオーガニック ヨーロッパ大陸トルコ産

トルコイズミール地方で栽培されたオーガニックコットンは長綿でしなやかさと滑らかな光沢感が特徴。

■スーピマオーガニック 北アメリカ大陸テキサス産

世界で5%ほどしか取れない希少価値の高い綿。繊維が長く(超長綿)柔らかくしなやかな風合いが特徴。絹のように美しく光沢感があり糸強度が強い。

■インドオーガニック アジア大陸インド産

繊維が細く繊細な長綿で光沢感がある。

■ウガンダオーガニック アフリカ大陸ウガンダ産

ほどよい繊維長と膨らみ感、そして適度なコシとハリがあり強度も高い事が特徴。

 

後はヴィンテージのムラ形状を出す為にオーガニックのリサイクルコットンを少量ブレンドしました。

 

ビッグジョン独自ブレンドの綿は丈夫さと穿き心地をとことん追求した、唯一無二の原料です。

 

NEXT[第五話]「4つの“X”」に続く

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