【第一話】80周年記念限定モデルの開発話し
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こんにちは“5大陸オーガニックデニム”PLANNERの木村です。
今回、第一話~最終第二十一話まで“5大陸オーガニックデニム”及び80周年記念限定モデルの作成経緯や商品についての説明をご紹介します。
2018年12月末、
「2020年創業80周を迎えるにあたって、80周年記念モデルを素材から開発して欲しい」とお話しを頂きました。「創業80周年の記念モデル」と聞いただけでもとても重くのしかかるお言葉・・・
「創業80周年の記念モデルでどのようなジーンズを作ればお客様に満足して頂けるか?」
考えに考えても直ぐに答えは出る物ではありません。
まずは昔の資料やアーカイブのサンプル資料を掘りあさる日々が約2週間ほど続きました。
そんな中で1968年発売の「ファーストモデルM1002」、1969年発売の「SLIMFIT M3002」の貴重な当時のサンプルに出会いました。その当時、日本製のデニム生地はなかった為、アメリカのキャントンミルズの生地を輸入し、国産ジーンズ第1号をビッグジョンが「CANTON」ブランドとして製造したのが歴史の始まりです。その後、コーンミルズの生地を使った「M1002」「M3002」のジーンズは50年の時を経て、素晴らしい色落ちと綺麗な綾目のタテ落ちをしていました。(着用年数は不明ですが、資料室に大切に保管されていました。)
「経年変化による素晴らしい風合いと色落ち」
この素晴らしい色落ち感が80周年モデルで再現出来たら・・・そんな想いで素材の開発がスタートします。
NEXT[第二話]「デニム生地が出来るまでの苦労話し」に続く