【第二話】デニム生地が出来るまでの苦労話

 こんにちは“5大陸オーガニックデニム”PLANNERの木村です。

今回2回目の投稿になります。

まず生地を作るのに生地メーカーさんを絞り込まないといけません。岡山・福山には世界的に有名な老舗生地メーカーさんが多数存在します。海外の有名なスーパーブランドも使用するほど日本の生地は高く評価されています。ビッグジョンも現在数多くの生地メーカさんとお付き合いさせて頂いていますが、ビッグジョンの歴史をさかのぼって行くと、1972年国内初のデニム「KD-8」をクラボウさんと共同開発し、1973年純国産第一号となるジーンズ「M-1002」が発売されました。当時アメリカのコーンミルズ社の原反によるビッグジョンブランドの生産と並行して国産デニムの開発が行われました。当時アメリカから輸入された生地の多くは織傷が多く、今の品質基準ではB品になるような生地が多かったようです。日本の技術者にとって、品質の悪い生地を使い続ける事は苦痛以外のなにものでもなかった。そこでビッグジョンとクラボウさんが共同で開発した国産デニムの第1号「KD-8」が誕生したという歴史が有ります。

ここまでお話ししたらお解りだと思いますが、ビッグジョンと国産デニム第1号を作り上げたクラボウ様にお話しして、当時の様に一から生地の共同開発をお願いする事になりました。デニム素材を作るのには、想像以上に時間と労力とお金が掛かります。

 

デニム生地を作るのに大きく分けて下記、4つの工程があります。

 

  • 原材料(綿):糸になる前の綿でアオイ科ワタ属に分類される植物から採取出来る。産地、その土地の気候や環境、育て方で綿の質や風合い特徴が異なり繊維長が長いほど高級と言われています。(例、沖縄で出来る果物や野菜と北海道で出来る果物や野菜が違うのと同じで、温度や湿度、雨量、気候や環境の違いで育つ作物が異なります)
  • 紡績:糸の太さ、撚り、質感、強度、縦糸と横糸のバランス
  • 染め:インディゴの糸染め、現在ピュアインディゴと言われる合成インディゴが主流で、濃度を濃くするのに硫化染料や他の染料、顔料を混ぜて濃度を上げる事もある。染め方によって色の色彩、濃度、色の落ち方が変わります。
  • 織り:糸を縦横に組み合わせて作る布地で一般的には織機を使って織る。

 

それぞれのお話しの際に具体的に説明させて頂きますが、これから各業者様と創業80周年記念モデルに使う特別な生地作りを進めて行きます。

近年では一から生地を作るメーカーさんは少ないのが現状の様です。(昔みたいに大量生産の時とは状況が異なります。)

最終の生地の出来上がり、色落ちして行くイメージを日々膨らませ、生地が出来るまでの長い道のりをクラボウさんと各技術者と密な打ち合わせがスタートします。

 

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