【第十話】セルヴィッジについて

こんにちは“5大陸オーガニックデニム”を企画したPLANNERの木村です。

前回は「織り」について説明させて頂きました。

今回は「織り」に関係する「セルヴィッジ」について説明させて頂きます。

 

ジーンズ、デニム用語として「セルヴィッジ」「セルビッジ」「セルビッッジデニム」など一度は聞いた事があると思います。

簡単に言うと「力織機」で生地を織る時に生地の両脇に解れ止めをします。

その解れ止めをした織物の端の事を、

 

「セルヴィッジ」「セルビッジ」

英語では「Selvedge」「Selvage」と呼びます。

 

セルヴィッジはそれ自体がデニム生地の布端になるという意味で、16世紀頃から

Self-Edge」(セルフエッジ)と呼ばれるようになりました。

「セルフエッジ」という言葉がなまって、セルフエッジ→セルヴィッジと変化していったという諸説が有ります。

 

発音やアクセントの違う外国語を完全にカタカナに置き換える事は難しいですね。

 

Vintage→ヴィンテージ→ビンテージ

Bag→バッグ→バック

BIG JOHN→ビッグジョン→ビックジョン

他にも意識してなくて使っている言葉はいっぱい有ります。

 

一般的に「セルヴィッジ」=「赤耳」という認識が一般的ですが「赤耳」のみが「セルヴィッジ」では有りません。

 

リーバイスの501が代表的な「赤耳」ですが、昔から「白耳」も存在していました。

裁断時に良く目立つように耳色を赤にしたという諸説も有ります。

各メーカー、ブランドが様々な色のセルヴィッジを世に出しているのが現状です。

 

また現在では近代的な革新織機で織られた「耳付き」も多数出回っています。

革新織機で高速で織ると言う事は生地がフラットになり本来のセルヴィッジ特有の凹凸のある風合い豊かな生地は出来ません。

前回お話ししたように力織機のように「シャットル」を使って無いので手織りのような風合いは出せません。

 

セルヴィッジデニムは通常のデニムより高価な物という消費者の認識が広まって大量生産型セルヴィッジが出回って来たのだと思います。

 

今回の“5大陸オーガニックデニム”はセルヴィッジの色に拘りました。

 

綿、糸、染め、織り全てに拘って新しい試みにチャレンジして来ました。

ビッグジョンの昔のアーカイブの資料を調べながら、

他社メーカーがやってないセルヴィッジの色

 

当分の間考えました。

創業80周年記念モデルなので金とか銀とか

あれやこれやと・・・

 

時間だけが過ぎて行く・・・

 

ふと、ジーンズの醍醐味はインディゴの色落ち「経年変化」

せっかくインディゴの糸を天然藍でロープ染色をしたので、

その糸を耳糸にすればデニムと同じように「経年変化」が楽しめる。

 

そんな想いで今回の“5大陸オーガニックデニム”の耳色は天然藍の深い藍色に決まりました。

デニム同様セルヴィッジの色落ちをお楽しみ下さい!

 

 

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