コレクション: New "Big-Washing" Lot.1002


1965年、ジーンズに洗い加工をすることが一般的でなかった時代、ビッグジョンは世界初のジーンズ加工「BIG-WASHING」を提案しました。それから56年の月日を経た2021年、60年代当時の生地、ウォッシュに至るまで、かつてのコンセプトはそのままに現代的にアップデート致します。

【染色について】

本プロジェクトは同じ岡山県児島にある機屋、株式会社ショーワ(以下ショーワ)の協業によって実現されました。世界中のジーンズファンを魅了する倉敷市児島の地でショーワは唯一、染め、織りから仕上加工までを一貫して行っているデニム製造メーカーです。

400~600本のロープ状に束ねられた糸を染める機械ということから「ロープ染色機」と呼ばれ、ジーンズ特有の、『ナカジロ』(繊維の芯まで染まっていない)の織糸を作ることができます。ジーンズを履き込むことで作品のような色落ちを表現してくれる重要な要素の一つです。

手前から奥へ、インディゴ染料をくぐり抜けて徐々に染まっていく様子です。インディゴ染料は酸化によって美しい色を出すため、染料に使った後は、高い位置まで持ち上げることで酸化するまでの時間をつくることが大切です。



新しい”BIG WASH 。”新たなものづくりを提案は、60年代のBIG JOHNのものづくりを理解し、織物メーカーとしては稀な一貫生産設備を持つ、ショーワの高い技術力の土台の上に成り立っているプロジェクトです。

日本のロープ染色を"1002 BIG WASH"でぜひお楽しみください。